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▲並んで産み付けられていたウスバカマキリとコカマキリの古い卵嚢。
 どちらも石に産み付けるのが好きなので、こういうこともある。

▲10月半ば、コカマのオスとウスバのメスを探していたら、コカマのオスを背負ったウスバのメス登場。「神様はいるんだ!」と思った瞬間(笑)。
 
カマキリのオスはメスを確認するのにフェロモンだけでなく視力にも大きく頼っているので、サイズの似た種類同士ではこういうことも稀にある。

もちろんこの後オスが食われたり離れたりして交尾は失敗に終わり、交雑種が産まれることは無い。

それはさておき、コカマキリは発生時期も生息環境もウスバカマキリに似たカマキリだが、終生体格が劣るので、混生していても「希少種」ウスバカマキリの直接的な脅威にはなっていない、と思う。

▲ほぼ同時期に孵化したウスバカマキリとコカマキリ。
 すぐ近くで採集した卵嚢同士なので、こういうこともある。